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弓那
「ねぇねぇみんな! 大ニュース!」
雲母
「なんだ、騒々しい……何事だ?」
弓那
「寮の裏にいる白猫知ってる?
あの子達がね、あたしのあげたお肉食べてくれたの!」
歩武
「それって、ニュースになるほどのことか?」
弓那
「大ニュースよ! 見てると絶対手出さないんだけど、こっちが隠れると食べてくれるの!
やっと10mくらいまで近付けたし、来年には触れるかしら!」
藍
「動物好きなくせに嫌われる、よくいるタイプ」
弓那
「そんなことないわよ! みんな恥ずかしがりなだけ!」
雲母
「猫ごときでよくそんなに騒げるな。私は嫌いだ」
藍
「……同族嫌悪?」
雲母
「違う。子供の頃、引っかかれて怪我をしたんだ。
好きになれという方が馬鹿らしいな」
弓那
「それって、嫌いっていうより……
猫が怖いんじゃないの?」
雲母
「黙れ貴様! 引っかくぞ!!」
歩武
(部長の子供の頃って、どれくらいの体長だったんだろう……)
(実体験を基にしたフィクションです)